青々企画ロゴ

小さな会社、大きな志

 私どもの青々企画(せいせいきかく)は、地方の小さな小さな出版社です。恐らく日本一小さいかも知れません。 しかし地方と言いましても、歴史と伝統に恵まれた〝心のふるさと〟伊勢(三重県)の地にあります。 そして規模は小さいですが、出版の志(こころざし)はどの出版社よりも大きいのです。恐らく日本一大きいかも知れません。


 「青々」(せいせい)という社名は、古人の漢詩「雪中の松柏、愈々(いよよ)青青」から採りました。 戦後最初のお歌会始めで昭和天皇が詠まれた
  「ふりつもる み雪にたへて いろかへぬ 松ぞをゝしき 人もかくあれ」
と、同じ意味であります。


 私どもの代表者田中卓は、皇學館大学の元学長(現在、名誉教授)ですが、七十歳の退職を機に、図書によって日本の道統を後世に伝えようと決心し、 独力でこの小さな出版社(有限会社)を興しました。平成八年夏のことです。それから早や五年目を迎えています。その間に六冊の図書を刊行しました。 すべてハードな内容で、部数も少ないため、一般の書店では販売しないのですが、幸に心ある人々の好評を博して今日に至っています。


 戦後の日本は思想的に混迷を重ね、憂慮にたえませんが、この崩れかけている日本にもまだ消え去ることのない真の日本の精神が伏流水のように 脈々と伝えられていることを、読者の皆さんは、小社の出版物によって理解されることでしょう。どうか手にとってご高評ください。 (平成13年5月)