青々企画ロゴ
  • 教養日本史
  • 戀闕
  • 平泉博士史論抄
  • 英訳 少年日本史
  • 英訳 少年日本史 第3分冊
  • 田中卓評論集1愛国心と戦後五十年
  • 田中卓評論集2平泉史学と皇国史観
  • 田中卓評論集3祖国再建(上)
  • 田中卓評論集4祖国再建(下)
祖国再建(上)
ご注文はこちらから
祖国再建 下
ご注文はこちらから

目  次

『祖国再建 (上) 建国史を説く正統史学』

まえがき
  • 第1章 戦後の「歴史教育」混迷の真因
  • 第2章 〝天皇制〟の存廃をめぐる論争
  • 第3章 津田史学「天皇論」の光と影
  • 第4章 津田氏「われらの天皇」の徹底検証
  • 第5章 〝ねじれ論文〟の背景と『世界』の困惑
  • 第6章 津田氏の本意は何処に?
  • 第7章 家永教科書裁判に秘められた陥穽
  • 第8章 〝日本の建国〟をめぐる津田説の独断
  • 第9章 津田建国史の致命的欠陥
  • 第10章 時流に転変した井上光貞氏の日本建国論
  • 第11章 初期天皇名を後世の造作と疑う水野祐・井上説
  • 第12章 初期天皇名の信憑性を論証する
  • 第13章 直木孝次郎氏の〝天皇観〟の変貌と〝津田説〟との乖離
  • 第14章 〝神武天皇の架空〟を説く直木氏の空想的反映法
  • 第15章 実例で示す<『紀・記』資料批判>のお粗末さ
  • 第16章 上田正昭氏の〝愚か〟な「青春」とその後の史観
  • 第17章 上田説は『紀・記』の正統を証する逆縁か
  • 第18章 「天皇霊」・「伊勢神宮の創祀」をめぐる岡田精司説批判
  • 第19章 私の日本建国史論

『祖国再建 (下) わが道を往く六十余年』

まえがき
  • 第20章 「建国記念の日」をめぐる論争
  • 第21章 戦後の〝YP体制〟と、その超克
  • 第22章 三島事件と「国史研究会」・『論争ジャーナル』
  • 第23章 敗戦前後の歴史と私の教育遍歴
  • 第24章 祖国再建の王道は教育と歴史の正常化
  • 第25章 長期的展望に立つ〝真の祖国再建〟
〔付録〕
  • 〔第1〕 朝日「論壇」を手玉にとった反日教科書の筆者
  • 〔第2〕 英語教科書問題/中村敬氏の奇論を駁す
  • 〔第3〕 〝伝統の尊重〟を剥奪された教育基本法
  • 〔第4〕 女帝・女系天皇反対論に対する徹底的批判
  • 〔第5〕 〝女系天皇〟の是非は、君子の論争でありたい

▲ページの先頭へ

本書について

著者のことば

 近年の世界情勢を見ますと、旦に合従の約成り、夕に連衡の盟破れても、もはや不思議ではありません。戦勝国による核兵器の独占や独裁者に よる人身拉致も今や驚くに当たらなくなりました。 歴史上の天下騒乱とは、まさにこれをいうのでしょう。日本国内でも、親子互いに殺傷し、 師弟に信愛の情が欠け、自殺者の増大、為政者の不正、詐術はとどまるところを知らず、世道人心の崩壊、まるで地獄絵をみるがごとくであります。

 しかも国民の大勢、これを怪しまず、太平楽をきめこむのは、〝習い、性と成る〟と言われるように、敗戦後六十余年の後遺症が神髄を冒し、 今や致命傷となりつつあるからです。国家未曾有の敗戦という屈辱を忍んで生き残った私は、歴史家の立場から〝祖国再建〟の一点に、生涯の菲力を傾けてきました。

 還暦を記念して専門研究を集めた『田中卓著作集』12巻(国書刊行会発行)は、学問的に国家の根基をかためるための論文集であり、 平成10年以降発刊の『田中卓評論集』の、 第1巻『愛国心と戦後五十年』第2巻『平泉史学と皇国史観』、そして今回同時発行の第3巻『祖国再建(上)』 と第4巻『祖国再建(下)』は、歴史の基礎かための上に設計した時務に関する評論集であります。

 この評論集は、幸いに文藝春秋のオピニオン誌『諸君!』に連載の長編(25回)を加え、期せずして「起承転結」の形をとることになりました。 「起」、「承」つまり第1、第2巻は既刊で御高承の通りですが、第3巻の「転」は、津田史学の解明をはじめ 、戦後古代史を混迷におとしいれた流行史家学説に対する徹底的批判で、言いかえれば正統史学よりみた日本国家の成立史です。

 われら日本国民が自らの国の創業の歴史を知らないというのは、個人で申せば、出生の父母や由緒が解らないと同様で、恥ずかしく、また誇りも持てない悲劇です。 祖国日本建国の記念日を、国民が心を一つにして祝う秋を迎えてこそ、直の〝祖国再建〟の実現といえましょう。第4巻の「結」は、日本のあるべき姿、 道義国家を理想とする天皇政治の特色について 言及しました。課題は深刻・山積し、その実現を私は天翔って見ることになりましょうが、 その日のために、今回の拙論を公刊したのです。 博雅の御高評をいただければ幸甚です。(平成18年12月)


▲ページの先頭へ

著者紹介

田中 卓 (たなか たかし)
略 歴
大正12年12月12日生まれ(大阪市)
昭和20年9月東京帝国大学国史学科を卒業
昭和35年4月文学博士(旧制)
府立大阪社会事業短期大学などを経て、
昭和37年4月から皇學館大學教授
昭和55年から8年間学長、現在名誉教授
田中卓画像
主 著
『住吉大社神代記』、『出雲国風土記の研究』、『神宮の創祀と発展』、『愛国心の目覚め』、『住吉大社史』(上・中巻)、 『概説日本史』(改題『教養日本史』)、『祖国を見直そう』、『祖国は呼びかける』、『日本古典の研究』、『日本国家成立の研究』、 『海に書かれた邪馬台国』、『古代天皇の秘密』、『皇国史観の対決』、 『伊勢神宮と式年遷宮』、 『歴史と伝統』『田中卓著作集』12巻、 『続・田中卓著作集』6巻、 『田中卓評論集』4巻(青々企画)、など

▲ページの先頭へ