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平泉史学と皇国史観
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目  次

  自 序
〔第一部〕
  1. 平泉澄博士小伝
  2. 皇国史観、何が悪い
  3. 平泉史学の特色
  4. 戦時中、皇国美化史観の国定教科書
  5. 其事を直書し、誤解を糾さう
  6. 平泉博士の虚像と実像
  7. 学徒出陣と平泉澄教授
  8. 平泉史学における〝豚〟と〝百姓〟
〔第二部〕
  1. 終戦前夜の平泉博士 ―宮城事件に関連して―
  2. 敗戦直後の平泉先生
  3. 黒木博司少佐を弔ふ
  4. 『戦争論』に甦る緒方家の純忠
  5. 私の体験した戦後の記録
  6. 『少年日本史』と『平泉博士史論抄』
  7. 平泉澄先生の神葬祭に参列して
〔第三部〕
Ⅰ平泉澄博士著述・講演目録(稿)
Ⅱ東京帝国大学における講義目録の一覧
Ⅲ先哲遺文講義の一覧

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本書について

〔第一部〕では、平泉博士の小伝をはじめ、主として〝平泉史学〟の特色、〝皇国美化史観〟の批判、〝平泉澄〟の虚像と実像の解明、等に関する評論を載録し、概して言えば、著者自身が体験を通して理解する〝平泉澄像〟である。〔第二部〕では、平泉博士自身の言動を主とし、特に終戦前後の緊迫した非常時における進退、同学の遺族黒木・緒方両家に対する接遇、そして直接・間接に平泉博士にかかわる、著書の承知・経験した幾つかの事実の記録、等を編集。〔第三部〕は、平泉博士の著書・論文をはじめ講演等を含めて管見に入る限りの資料を、発表年月日順に整理した目録である。

【登場する人物索引(敬称略)】
井田(岩田)正孝・今谷明・色川大吉・北山茂夫・黒木博司・小林よしのり 斎藤正一・斉藤孝・司馬遼太郎・高村光太郎・東條勝子・中村吉治・永原慶二 名越時正・長谷川三千子・秦郁彦・畑中健二・丸谷才一・村尾次郎、等々

『平泉史学と皇国史観』の発刊に際して

著者 田中 卓

 戦後、特に近年の日本の混迷は目を覆はしめるものがありますが、その根本原因は、祖国の歴史を忘れたことに基づきます。歴史は父祖伝来の足跡であり、自分で歩いてきた道筋です。たとへ路を間違へて森の中に迷ひこんでも、自分の足で歩んできた者は、過去を振りかへつて反省し、自分の力で新しい方向を見出すことが出来ませう。しかし他人に眼かくしをされ、車で森の中に連れて来られた者は、その場で解放されて「さあお前は自由だ、どこへでも好きな所へ行け」と言はれても、皆目見当がつきますまい。過去を正しく理解するもののみが、未来に向かつて正しく進むことが出来るのです。

 最近、やうやく教育基本法の再検討が叫ばれ、歴史・伝統の尊重が注目されだしてきました。それは結構なことですが、歴史といつても千差万別で、大切なことは、歴史観です。歴史観は過去をはかる“ものさし”です。“ものさし”が狂つてゐては役に立ちません。本当に日本の国、日本の国民にふさはしい歴史観は何か、本書はこの大問題に正面から取りくみます。そして戦前の東京帝国大学の国史学科主任教授で、近代日本の歴史学界・思想界を代表する碩学、平泉澄博士の「平泉史学」と「皇国史観」に新たな照明をあて、純正史観の復活を提唱するものです。


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著者紹介

田中 卓 (たなか たかし)
略 歴
大正12年12月12日生まれ(大阪市)
昭和20年9月東京帝国大学国史学科を卒業
昭和35年4月文学博士(旧制)
府立大阪社会事業短期大学などを経て、
昭和37年4月から皇學館大學教授
昭和55年から8年間学長、現在名誉教授
田中卓画像
主 著
『住吉大社神代記』、『出雲国風土記の研究』、『神宮の創祀と発展』、『愛国心の目覚め』、『住吉大社史』(上・中巻)、 『概説日本史』(改題『教養日本史』)、『祖国を見直そう』、『祖国は呼びかける』、『日本古典の研究』、『日本国家成立の研究』、 『海に書かれた邪馬台国』、『古代天皇の秘密』、『皇国史観の対決』、 『伊勢神宮と式年遷宮』、 『歴史と伝統』『田中卓著作集』12巻、 『田中卓評論集』4巻(青々企画)、など
国書刊行会より『続・田中卓著作集』刊行中

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